故・杉浦睦夫
胃カメラは胃かいよう、胃がんなどの診断に欠かすことのできないものとなっています。胃カメラを飲んだことのあるひとも少なくないでしょう。しかし、これが日本人の発明によるものだということは、意外に知られていないようです。杉浦睦夫は東京大学の宇治達郎氏、部下の深海正治氏らとともに、世界で初めて胃カメラを開発しました。その技術は「内視鏡技術」、あるいは「ファイバースコープ」として発展し、各方面で広く使われています。杉浦睦夫の業績をごらんください。
伊藤悠可.「世界で初めて胃カメラをつくった男」「アコレおおみや」No.17
(2013年4-5月号), 18-27 (宇治達郎先生の記事).
朝日放送 2010/10/7. 「ビーバップ!
ハイヒール: 世界を救ったニッポンの医療」.
竹内 一正. 「世界を驚かせた日本人の発明力」.
アスキー新書. アスキーメディア. 2010/7.
グレイン調査団編. 「ニッポンの大発明:
歴史を変えたメイド・イン・ジャパン」. 辰巳出版. 2010/3, p108-111.
杉浦睦夫の出身校東京工芸大学発行の「ケイ・パーソンズ
Vol. 3」で杉浦睦夫が取り上げられました。
aladdin の「陽は、また昇る」で「シャープペンシル、新幹線、胃カメラこの国考えた」と歌われています
(テレビバージョンでは省略されています) (2008/8)
上山 明博. 「ニッポン天才伝
知られざる発明・発見の父たち」. 朝日選書. 朝日新聞社. 2007/9, p179-190.
「オリンパスガストロカメラGT-I」が日本機械学会「機械遺産」機械遺産第19号に認定
(2007)
(極小レンズの製作、強い光源の検討、本体軟性管の材質探し、最適なフィルムの入手や水漏れ対策の追及などすべてが試行錯誤の連続だった。翌1950(昭和
25)年、苦難のなかから生まれた試作機は、軟性管の先端に撮影レンズがあり、手元の操作で豆ランプをフラッシュさせて撮影し、ワイヤで引張りフィルムを巻き上げるものだった。)
「スーパーサラリーマンが日本救う!!」、日刊スポーツ,
2002, 11. 20, 21 面 (PDF 613K).
(田中耕一氏、ウオークマンの高篠静雄氏、iモードの松永真理氏などとならんで、杉浦睦夫を紹介)
NHK 総合テレビ「プロジェクト
X」
「プロジェクトX
挑戦者たち第1巻 執念の逆転劇」、NHK 出版から発売中
ビデオと
DVD は NHK ソフトウェアより発売中
2002年6月4日(火)21:15~21:58
プロジェクトXアンコール「ガンを探し出せ」~完全国産・胃カメラ開発~
志村 幸雄、「哲人エンジニアの履歴書【第
6 回: 杉浦睦夫】胃袋の闇に光を当てた光学技師「内視鏡先進国」の基礎を築く
(1.2MB pdf)」、テックビーイング
(Tech B-ing)、2002(5), 64-65.
長廻 紘、「消化管内視鏡を育てた人々」、金原出版より
2001. 10 出版.
杉浦睦夫の肉声「東海大学での講演」
浜松ケーブルテレビ
(テレビ浜松) で番組放映 「遠州路歴史散歩~先人たちを訪ねて~⑧「杉浦睦夫」胃カメラ開発」(2001.
6. 25)、ビデオは 3150 円 (税込み) で同社より購入可 (浜松ケーブルテレビ株式会社
info@hctnet.ne.jp、tel 053-458-6170
fax 053-458-6456)
「「胃カメラ」の発明、杉浦睦夫
- 胃袋の闇に光を当てた光学技師」、FUJITSU 飛翔、第
39 号, 28-31, 1999.
胃カメラとは
杉浦睦夫の略歴
胃カメラ開発、
(浜松市中ノ町小学校に顕彰コーナーが設けられました)
発明協会創立五十周年記念全国表彰
(昭和 29 年 - 1954 年)
吉川英治文化賞受賞
(平成 2 年 - 1990 年)
開発当時の記事
オリンパス光学中坪氏による内視鏡開発の歴史
(Oyo-Buturi International)(html,
pdf)
(応用物理、67(9),
1009-1011, 1998)(Acrobat
Reader)(日本語訳 - フレームあり、フレームなし)
杉浦睦夫の論文
「ガストロカメラ」
「宇治先生の思い出」
「レンズクリーナーの思い出」
初期のガストロ
(宇治)
杉浦睦夫のその他の業績
参考書・文献、関連ページ、映画・テレビ番組・ビデオ
胃カメラ関係のニュース
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